01歯周病菌による
赤ちゃんへの影響
妊娠中はホルモンバランスの変化により歯周病が悪化しやすくなります。歯周病が悪化することで口の中には歯周病菌が増えます。この歯周病菌の影響で早産や低体重児のリスクが高まるためです。
歯医者=「痛みや症状が出てから行くところ」「治療を受けに行くところ」から、「むし歯になる前」「歯周病にならないように定期的に通うところ」というへと役割が変化しています。歯医者で悪くなったところを治すということはもちろんですが、悪くなる前にご自身の健康を保つための予防ケアも大きな役割です。
むし歯や歯周病になってからの治療は痛みもあり、時間や回数がかかるなどネガティブなことが多くあります。
これに対し、予防歯科はネガティブな要素はなく、お互いがwin-winの関係です。
一度、むし歯になって削って詰める治療をした歯は虫歯の再発が起こりやすく、再発~再治療~再治療と繰り返すことによって抜歯(=歯を失う)のリスクが高まります。将来、むし歯や歯周病で歯を失うことを防ぐためにも、予防歯科が重要になってきています。ご自身の将来の健康を守るためにも今一度、歯への意識を見直してみませんか?
歯の汚れを落とす「クリーニング」や、専門家による「お口の中のチェック」を行います。
早期発見・早期治療だけでなく、将来の健康管理を目的としています。
STEP01
むし歯や歯周病の検査
STEP02
歯磨き指導や歯石とり
STEP03
歯のクリーニング
STEP04
歯茎マッサージ
STEP05
フッ素塗布
STEP06
3〜6ヶ月間隔で通院
頻度については、患者さんの口内環境やライフスタイルにもよりますので、適宜ご提案させていただきます。
年1回程度の全身の健康診断と比べると、歯科検診は回数が多く感じるかもしれません。しかし、残念ながらむし歯や歯周病は再発しやすい病気で、生涯付き合っていかなくてはならない病気とも言えます。高血圧症などは薬でコントロールできますが、むし歯や歯周病はそうはいきません。
毎日の歯みがきを適切にできていれば良いのですが、取り切れない汚れというのは、必ず出てきます。そして、痛みなどの症状が出てきた時には歯の負担が大きく、手遅れ(抜歯)になることもあります。できるだけ、皆さんには健康を維持してほしいという思いから当院では定期検診を推奨しています。
出産前に歯科検診を受け、出産後もご家族との時間を大切にできる状況を整えていきましょう。お母さんだけでなく育児に関わる全ての人がむし歯治療を完了しておくことも大切です。
なぜ妊娠中に歯科検診が重要なの?
01歯周病菌による
赤ちゃんへの影響
妊娠中はホルモンバランスの変化により歯周病が悪化しやすくなります。歯周病が悪化することで口の中には歯周病菌が増えます。この歯周病菌の影響で早産や低体重児のリスクが高まるためです。
02家族のむし歯菌と
お子さんのむし歯菌の関係
お母さんやご家族の口の中にむし歯菌が多くいると、唾液を介してお子さんもむし歯菌が多くなります。
むし歯菌が多くなると、将来むし歯になるリスクが高くなります。
妊娠中の歯科治療については、安定期(16~27週)であれば治療は可能です。
ただし、安定期でなければ治療ができないわけではありません。つわりの状況やお身体の状況にもよると思いますので、まずはお電話でご相談ください。歯の痛み等の緊急を要する場合はお早めにご相談ください。
妊娠中の治療はいつが最適?
安定期をオススメしています。つわりの状況やお身体の状況にもよりますので、まずはお電話でご相談ください。
出産後の治療はいつからできますか?
産後すぐから治療は可能ですが、現実的には育児がとても大変だと思いますので、落ち着きましたら、ご来院ください。
子どもの予防はいつから?
生後1歳半~2歳半ごろに唾液を介してむし歯菌が定着するといわれています。
親子であっても箸やスプーン、ストロー等を共有することは避けましょう。これもお子さんのむし歯予防の1つです
子どもの予防はいつからできますか?
歯が生えてきたときがスタートです。1歳ごろから上下の前歯から生えてきます。定期的にお子さんの歯をチェックしてみてください。