2023.09.01口腔外科抜歯の基準

こんにちは、みむ歯科クリニックです。

 

先日、訪問診療先の施設の方から

「なぜ、グラグラの歯を抜かないのですか?」と

質問されました。

 

介護スタッフの立場からすれば

「グラグラの歯=抜歯(してほしい)」と

考えるのは分かりますが、

 

もし自分の歯がグラグラだったら、

迷わず抜歯を選びますか?

 

 

ほとんどの方は「歯を抜かずに治せないか?」と

思われるのではないでしょうか。

 

では、どのような時に抜歯になるのか?

 

前置きが長くなりましたが、

今回は(当院の)抜歯基準についてです。

 

基準

その1 抜歯を希望された場合

抜歯前には十分な説明はしますが、

患者さん自身が納得して抜歯が最善と

判断した場合は抜歯します。

 

その2 機能していない歯

親知らずなど食べる時に

機能していない(上下で噛みあっていない)歯や

重度の歯周病で痛くて咬めない歯は

抜歯の対象となります。

 

その3 折れている歯

垂直的に歯が折れた場合、

折れた歯はもとに戻せないので、

抜歯します。

 

抜歯しなかったら?

抜歯をしなかった場合、どうなるのか。

 

アゴの骨と歯ぐきを失い、

周りの歯も悪くなることがあるので、

注意が必要です。

 

まとめ

当院における第一抜歯基準は

「抜歯を希望した」場合です。

 

現状を十分に説明して、

抜歯に納得、同意された場合に行います。

 

親知らずで噛みあっていない、

重度歯周病や歯が折れていて

痛くて噛めない場合でも

同意がなければ抜歯しません。

 

ただし、悪い状態の歯を長期間放置すると

アゴや歯ぐきを失うので、注意が必要です。

 

抜歯後はどうするのか

については、次回書いていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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