2024.02.01予防歯科糖尿病と歯周病と、みむ歯科と
こんにちは、みむ歯科クリニックです。
年齢を重ねていくと
高血圧、糖尿病、脳卒中など
基礎疾患を持っている方が増えますが、
その中でも糖尿病は歯科と
密接に関係しています。
そこで、今回は糖尿病と
みむ歯科についての話です。
目次
・歯科と糖尿病の関係
・歯周病治療の必要性
・まとめ
歯科と糖尿病
歯科における糖尿病との関係には
①歯周病
②アルツハイマー型認知症
③易感染性、創傷治癒の低下
などがあります。
①歯周病
歯周病と糖尿病は
相互関係にあります。
重度の歯周病は
糖尿病(血糖値)を悪化させ
逆に
糖尿病(血糖値)の悪化は
歯周病を悪化させます。
②アルツハイマー型認知症
アルツハイマー型認知症も
重度の歯周病があると
進行することが知られています。
③易感染性、創傷治癒の低下
抜歯時には注意が必要です。
傷口からバイ菌が付きやすい
傷口が治りにくい
血が止まりにくい
など、様々はな影響がでます。
当院では糖尿病の方の抜歯は
HbA1c 7.5% 以下
を基準としています。
歯周病治療の必要性
①糖尿病
歯周病は歯周病菌が歯の汚れを
エネルギーとして進行します。
血糖値が改善したからといって
歯の汚れがなくなるわけではないので、
歯周病治療は必要です。
②アルツハイマー型認知症
認知症の方の口の中は
清掃が不十分はケースが多いのです。
歯周病治療は可能か?と言われると、
正直できない方が多いです。
なぜなら、認知症の方は
良くも悪くも素直で、「治療」に
対して拒否反応を示します。
その場合は、
ケアやメインテナンスで
重症化を予防します。
③易感染性、創傷治癒の低下
抜歯が必要な方で
HbA1c 7.5% 以上の場合は
抜歯前に歯周病の治療は必ず行います。
また並行して主治医へ
糖尿病治療を依頼します。
歯周病も糖尿病も良くなるまでに
数か月はかかりますが
仕方ありません。
まとめ
糖尿病と歯科が密接に
関係していることが
分かっていただけましたか?
特に歯周病とは相互関係にあります。
どちらかが悪くなれば、
もう一方も悪くなる。
また歯周病だけでなく
認知症や傷の治癒力にも影響します。
健康の維持のためにも
糖尿病の治療はもちろんのこと
歯周病治療も大切です‼
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