2024.04.16予防歯科こどもの歯並び予防
こんにちは、みむ歯科クリニックです。
先日、「こども歯並び矯正法」
という講習会を受講してきました。
「歯並び」「矯正」とありますが
見た目の歯並びをキレイにすることを
目的とした治療法ではありません。
では、どんな治療なのか?
今回は講習会で学んだ
こども歯並び矯正法についての話です。
目次
- こども矯正治療の目的
- 歯並びが乱れる原因
- こども歯並び矯正法
- 対象年齢
- まとめ
こども矯正治療の目的
こども矯正治療の目的は
「見た目の歯並びをキレイにすること」も
もちろんですが
こども歯並び矯正法では
矯正治療でアゴやくち回りの成長を
促進することを目的としています。
歯並びが乱れる原因
そもそも歯並びの乱れは
歯とアゴの大きさのアンバランスです。
アゴが適度な大きさに成長すれば
歯並びが乱れることはありません。
日本人の食文化が多様化したことで
咀嚼(食事時の咬む)回数が減少
現代人はアゴの成長が悪くなり
歯並びの悪い子が増えている
といわれています。
こども歯並び矯正法
こども歯並び矯正法は
シリコン製のマウスピースを使って
口の筋肉を活性化しアゴを成長させます。
成長が期待できるこどもの頃に
アゴの成長を促進
適度な大きさへ成長した結果
「歯並びが良くなる」矯正法です。
使えば良くなる!!
使い方は簡単。
毎日
寝ている時間+2時間の
(合計約10時間)使うだけ。
「毎日使っていない」や
「使っているが時間が短い」場合は
良くなりません。
対象年齢
大人の歯に生え変わり始めた
小学生頃が対象です。
なぜか
アゴの成長が期待できるのは
こどもの頃だけです。
マウスピースは簡単に取り外しできます。
(自分で)取り外せてしまうので、
①本人が「治したい」「やりたい」
という意思を持つこと
②大人(親)の「治してあげたい」
「よくしてあげたい」という気持ちが
子供に理解されること
が大事です。
またアゴの成長を促進するモノなので
すべて大人の歯に生え変わってからでは
効果は期待できません。
まとめ
こども歯並び矯正法は
見た目の歯並びをキレイにする目的の
矯正治療ではなく
アゴの成長を促進することで
歯とアゴの大きさのアンバランスを解消
その結果として歯並びが
良くなる治療法です。
装置は取り外し可能な
マウスピースなので、
本人の意思が重要です。
こどもの歯並びが気になる方、
一度ご相談ください。
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