2024.08.16予防歯科正しく使おう!! フッ素入り歯磨き粉
こんにちは、みむ歯科クリニックです。
「虫歯予防にはフッ素」は
皆さんもご存じかと思います。
市販されているほとんどの歯磨き粉には
フッ素が含まれていますが、
その使い方では予防効果が薄いかも?
今回は効果的なフッ素の使い方の
お話です。
もくじ
・「予防」のための3要素
・フッ素濃度
・歯磨き時間
・磨き方
・まとめ
「予防のための3要素」
虫歯予防にはフッ素が効果的ですが
正しく使えていなければ
虫歯予防効果は得られません。
では、どうしたらよいのか?
大事なのは
フッ素濃度
歯みがき時間
歯みがきの方法
です。
フッ素濃度
高濃度フッ素配合
虫歯予防には
フッ素濃度が1000ppm以上必要です。
現在市販のされている歯磨き粉に
配合されているフッ素濃度は1500ppmの
高濃度フッ素配合のモノが多くなっています。
歯磨き粉の使用量
大人であれば
歯磨き粉の使用量は1g以上必要です。
1g以上とは、
歯ブラシの毛全体を覆うぐらいの量
を目安にするとよいでしょう。
使う量が少ないと唾液で希釈され
予防効果が得られなくなります。
歯みがき時間
フッ素が歯に浸透するには
2分以上の時間が必要です。
つまり2分以上の時間をかけて
歯磨き行いましょう。
歯みがきの方法
みなさんは虫歯になりやすい場所が
どこだかご存じですか?
虫歯になりやすい場所にフッ素を
塗りこむように歯磨きすると
予防効果はアップします。
虫歯になりやすい場所
ではどこが虫歯になりやすいのか?
それは
歯ブラシが届きにくい歯と歯の間と
複雑な溝がある奥歯の噛む面
ですが、
特に歯と歯の間は磨きにくい場所なので
要注意です。
歯と歯の間にフッ素を塗り込む
予防効果を高めるためには
歯と歯の間にフッ素が塗り込むような
歯の磨き方または道具が必要です。
歯の磨き方
歯のみがき方は過去のブログ
で紹介していますので、読んでください。
「歯周病の方必見!!」とありますが、
虫歯予防にも効果的な磨き方です。
道具
歯と歯の間にフッ素を塗り込める道具として
山型歯ブラシやフロス、歯間ブラシが
あります。
まとめ
虫歯予防でフッ素を効果的に使うためには
「濃度」×「時間」×「磨き方」
が重要です。
1500ppmの高濃度フッ素配合の
歯磨き粉をブラシいっぱいに使い
歯と歯の間にフッ素を塗り込み
2分以上かけて歯磨きしましょう。
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